snapchatがウェアラブル端末のハードウェア開発の専門家を採用

   

みなさん、こんにちは。

エフェメラル・マーケティングの興隆の話でsnapchatを紹介しましたが、そのsnapchatがウェアラブル端末のハードウェア開発の専門家を採用したとニュースになっていました。

写真共有アプリのSnapchat、ウェアラブル技術専門家を雇用--ハードウェア製品の開発か

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snapchat自体、日本ではまだ流行しているという状況でもないですし、今のところ、送った動画がすぐに消えるアプリという位置づけになっている程度でしょうから、日本でこのニュースを見てもあまりピンとくる人はいないと思いますが、この動きは非常に興味深く思えます。

最大のポイントはsnapchatがすでに北米で1億人の若いユーザを抱えている点にあると思います。
アメリカの若者は、FacebookやLinkedInはすでに大人のものになってしまったので、若者たちのネットワークとしてsnapchatを選択しているということですね。

そして、若者を抱えているということはゲームや音楽のライブイベントなど若者が好むカルチャーと親和性が高いということにつながります。

Facebookはご存知のように20億ドルという莫大な費用をかけてOculusを買収し、VR業界の先陣を切ろうとしています。
この点はさすがマーク・ザッカーバーグ氏といえると思いますが、マーク・ザッカーバーグ氏は31歳でちょうどゲーム世代ど真ん中ですから、デジタルの世界やゲームの世界の主戦場がスマートフォンからVR/ARの世界に移行していくというのが体感として理解できるのだと思います。そして、AppleやGoogleのOS上で勝負する限り、真のプラットフォームにはなれないことを理解して、自社がプラットフォームとなれる場所としてVRの世界を選択したのだと思います。Facebookはスマホ戦争に乗り遅れたと言われていましたが、WhatsAppを買収し、FacebookMessengerで巻き返しを図ってきており、まだまだ顕在いえるでしょう。

しかし、アメリカは投資の国ですから、投資家も従業員も常に次のMicrosoft、次のGoogle、次のFacebookを探している状況ですよね。いざ、VR市場が立ち上がった時にどこが主導権を握るのかといえば、まだ世の中に出たばかりの企業が急速に伸びていくという状況はいくらでも考えられます。

VRの市場はしばらく独占的なプラットフォーマーが登場するまでにまだ時間がかかりそうですから、snapchatなどの新興企業が若者に親和性の高いハードウェアを発表することで一気にシェアを伸ばすという可能性も大いに考えられます。

記事にもある通り、snapchatのようなCtoCアプリの場合、どこでマネタイズするのか非常に難しい点です。
Twitterは未だに苦しんでいるように見えます。Facebookは広告収益を得ていますが、ユーザから歓迎されているとはいえないと思います。LINEはビジネスユースとゲームによってうまく収益化を図っているように見えますが、世界一の課金率を誇る日本市場という固有の地域性に助けられている点も大きいと思います。

snapchatが抱えている若者もそのうち年をとって若者でなくなるわけですから、今、ミレニアム世代を抱える最大のアプリとしてのポジションを活かした展開ができるかどうかがsnapchatの最大の課題といえるかもしれません。

日本だとVR業界の動きは、SonyがPlaystationVRを発売する以外の動きがあまり見えてこないですが、先日、GREEがHTC Viveとの提携を発表しましたね。

グリーとHTC、バーチャルリアリティ事業における業務連携で合意

グリーも、一時期ほどの勢いはなくなっているとはいうものの、プラットフォーム運営経験もあるし、ゲームとの親和性も高いビジネスを行っているので、VRで再度、国内の主導権を握るようなポジションを目指すというのは良いのではないでしょうか。

そうして見ると、今度、気になるのは任天堂とDeNAの提携ですね。

発表以来、目立った動きがないように見えますが、PlayStationVRに続くような任天堂独自のVR機器を開発しているのだとすると面白いですけどね。ソーシャルゲームだけでなく、今後、VRのゲームにおいてもクラウドサーバの運用技術も必要になるでしょうから、任天堂とDeNAにはスマホのソーシャルゲームの開発ではなく、次世代のプラットフォーマーを目指す取り組みを期待したいですね。

任天堂とDeNAの提携に未来はあるか?ゲーム業界関係者が明かす“本音”

と、ざっくばらんな感じになってしまいましたが、日本でも、まだ聞いたことのない企業がVR業界の先進的な企業になる可能性も大いに考えられると思います。これから起業する人にとっては数年に一度のビジネスチャンスになるのではないでしょうか。

では、今日はこのあたりで。

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