凡庸であることへの恐れ

   

アメリカでコーチングをしているMichael S. Seaverさんのブログからです。

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出典:Flickr Encouraging Bunting

ある学生の「なぜ、あなたはリスクを取って会社をやめたのですか?」という問いに対する答えから、
「失敗することを恐れる気持ち」と「凡庸であることを恐れる気持ち」について書かれています。

これは、起業家であれば、みんなが経験していることだと思います。
また、起業したあと気持ちが揺れた時などに読み返してもとても勇気づけられる文章だと思います。

Michael S. SeaverさんのWebサイトのプロフィール欄には、

"I fear mediocrity more than failure."

(私は失敗することよりも凡庸であることを恐れる)

と書かれてあります。

自信満々で起業する人なんてほとんどいないのではないでしょうか。
誰もが失敗することへの恐怖を感じながら、恐る恐る足を踏み出すものだと思います。
その時に、Michaelさんの8つの問いは後ろから背中を押してくれるためにとても役に立つと思います。

凡庸であることへの恐れ

私は最近、Thunderbird School of Global Managementの生徒たちに、私の起業家としての"典型的な"1日というものが人的リソースという点からどのようなものかを話す機会があった。
昼食を取りながらプレゼンテーションを行い、私がどうやって自身のサービスを販売しているか、どのようにプロジェクトで仕事をして心から楽しんでいるか、
スケジュールは変則的だが、週に7日働いていること、パートナーたちが私のブランドの成長に関してどのように活気を与えてくれているかなどを話した。

昼食の間、一人の学生がこのように聞いてきた。
「なぜ、あなたはリスクを取って会社をやめたのですか?」
私はあまり考えずにこのように言った。
「凡庸であることの恐怖の方は起業家になる恐怖より大きかったからだろうね。」

私は前職の雇用主の元で働くのが本当に好きだった。
その会社は、技術的な用語でいうと業界の中でもエリートといって良かった。
どのように従業員を扱っているかや、どのようなサービスを提供しているかという観点においては。
私は会社に残っている人たちとコミュニケーションを今でも取っているし、彼らはそこで働くことに幸せを感じている。
私は彼らを責めたりはしない。

では、なぜ私は会社をやめたのだろうか?
それは、毎日、私が最もやりたいと思うことに100%の時間を費やすことができなかったからだ。
会社が私に要求したプロジェクトは、私自身のビジョンや私が価値があると思う提案とは相容れなかった。
そして、私は、組織が価値を認めるようなことを実行することができない凡庸な従業員になることに恐れを抱いた。
そういった認識になるのはやっかいなことだったが、同時にとても開放的な感じだった。

Merriam-Webster は、"mediocre(凡庸である)"という言葉を次のように定義している。
"of moderate or low quality, value, ability, or performance"
(品質や価値や能力、パフォーマンスが低く、並である。)

反対に、"excellence(優秀である)"という言葉は次のように定義している。
"very good of its kind, eminently good, or first-class"
(とてもよい、極めてよい、一流である。)

超競争社会、超専門化社会である現代において、並の結果や低品質の結果しか出せないということは、
上司やクライアントに対して、いかなる点においても、あなたを勝たせてはくれないでしょう。
一流になることだけが、あなたに稼ぎをもたらし、高性能な机に座ったり、あなたを他の人にとっても不可欠な人間にしてくれることなのです。

以下の質問は、あなたが、"凡庸-優秀"連続体のどこに位置するかを決定するための質問である。

1. 朝、起きた時、仕事に行くのが楽しいですか?

2. あなたは1日の何パーセント、あなたの強みを活かしていますか?

3. あなたが時が経つのを忘れるほど熱中するのは何をしている時ですか?

4. あなたは既成概念を超えたり、箱の中でなく縁を歩むようなギリギリの人生を歩むことができますか?

5. あなたは、何かのテーマの専門家だとみなされていますか?

6. 人生がただ過ぎ去っていくだけのような気がしますか?

7. あなたは一日に何回お腹が痛くなりますか?(お腹が痛くなることで、自分が正しい道を進んでいるのだと感じるという人がいます。

8. あなたは自分の仕事に自主性を持っていますか?あなたの仕事に精通していますか?仕事をするときにその目的に意義を感じますか?

上記の質問への答えは、あなたは自分が連続体のどこにいると考えているか、を示している。
正しい答え、あるいは誤った答えというのがあるわけではない。
世の中には70億人の人がいて、それぞれ、別々の場所にいるのだから。

自分自身にふさわしい場所がまだ見つかっていないとしても、それはそれで構わないだろう。
上記の8つの質問というレンズを通じて、あなたの日々の活動を探求してほしい。
上の質問の大部分あるいはすべてに対して"Yes"と答える日が来たら、それはもう失敗することを恐れていないということである、凡庸であることを恐れるのと同じくらい。

原文:Fearing Mediocrity

 - 海外起業コラム